AWS EC2インスタンスを使用してプロジェクトをセットアップする際、ターミナルからのSSH接続やGitHubとの連携が重要な手順となります。本記事では、その具体的な手順をわかりやすく解説します。
ターミナルからEC2インスタンスにSSH接続
必要な準備
.pem
ファイル: AWSからダウンロードした鍵ファイル。- SSHフォルダへの保存:
.pem
ファイルをローカルPCの~/.ssh
ディレクトリに保存しておきます。
手順
SSHフォルダへ移動
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
cd ~/.ssh
SSH接続
以下のコマンドでEC2インスタンスに接続します。
ssh -i /Users/Username/.ssh/○○.pem ec2-user@<EC2のグローバルIP>
これでEC2インスタンスへのリモート接続が完了します。
パッケージの更新
インストール済みのパッケージを最新化します。
sudo yum update -y
yumは、ソフトウェアパッケージを管理するためのインストーラーです。
Gitのインストール
リポジトリ管理のため、Gitをインストールします。
sudo yum install git -y
GitHubとのSSH接続設定
GitHubにSSH接続するための鍵ペアを生成し、設定を行います。
手順
SSHフォルダへ移動
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
cd ~/.ssh
これは,Linix内部にある、sshファイルディレクトリです、
SSH鍵ペアの生成
RSA方式のSSH鍵ペアを生成します。
ssh-keygen -t rsa
プロンプトに応じて鍵の名前を指定します。以下は例です:
Enter file in which to save the key (/Users/(username)/.ssh/id_rsa): ec2_github_rsa
パスフレーズは空のままでOKです。
SSH設定ファイルの編集
鍵の用途を記述します。以下を実行して編集を開始します:
vi ~/.ssh/config
以下の内容を追加してください
(i で挿入モード)
Host github github.com
HostName github.com
IdentityFile ~/.ssh/ec2_github_rsa
User git
編集後、esc
キーを押して:wq
で保存して終了します。
権限の設定
SSH設定ファイルに適切な権限を付与します
chmod 600 /home/ec2-user/.ssh/config
公開鍵の内容を確認
GitHubに登録するため、公開鍵ファイルの内容を確認します
cat ~/.ssh/ec2_github_rsa.pub
GitHubに公開鍵を登録
取得した公開鍵をGitHubの設定ページに登録します:
GitHub → Settings → SSH and GPG keys → New SSH key
接続テスト
GitHubへの接続をテストします
ssh -T git@github.com
Gitリポジトリのクローン
作業ディレクトリへ移動
EC2インスタンス上で作業ディレクトリに移動します
cd /home/ec2-user
リポジトリをクローン
GitHub上のリポジトリをクローンします
git clone git@github.com:Keitaro95/docker-aws-flask.git
これでGitHubからプロジェクトをクローンする準備が整いました。
まとめ
以上の手順で、EC2インスタンスへのSSH接続とGitHub連携が完了します。この設定を活用して、リモート環境での開発をスムーズに進めましょう。